>>頭や肩に乗って困る<<


肩に止まるのが好き

 肩は耳や顔など柔らかく傷つきやすい部分があり、万が一噛まれたときに危険ですので載せないほうがよいと思います。しかし、室内にいる鳥は、飛んでいるときに止まる目標物にしやすいのが頭。次に肩。でも、頭に乗っていると結構ぐらぐらするので、頭に止まっても肩に降りてくる。肩は、安定しているし、好きな人のそばだし、寄り添って同じ方向に向いていられるから鳥のお気に入りの止まり木なのです。

 あなたのそばにいたい、という鳥のこの気持ちを大切にしてあげたいですね。でも、肩や頭には止まって欲しくない。こんな時にはどうしたらよいでしょうか。

僕は反抗しているんじゃないんだ!

 頭や肩に乗ってはいけません!と罰で教えようとすることはとても難しいです。頭に乗ったら、手にすくい上げて息を吹きかけて叱る、手をぐらぐら揺する、目を見つめて「ダメと叱る」。おそらく、いずれの方法でも鳥は何で叱られているかわからず、「手に乗せられたときに嫌な思いをする」ということだけはっきりと意識し、手を噛もうとしたり逃げたりしようとするようになるでしょう。そして、頭の上に乗ることと叱られていることが結びついていないので、繰り返し頭の上に乗ろうとするでしょう。こういう態度は反抗的にみえたり、人より優位に立とうとしていると誤解されてしまうのです。鳥のしつけで大切なのは、「ダメ」を教えることでなく、「こうしてね」を伝えることが大切なのです。

どうしたらいいか教えて!
 
「手に乗ってね」「テーブルの上にいてね」「止まり木に止まっていてね」ということを具体的に教えてあげましょう。そして、そこにいると肩に止まっているよりもずっとずっと心地よく、良いことが起こるようにしてあげましょう。手に乗るとごほうびがある、テーブルの上にいると一緒に遊んでもらえる、止まり木に止まっていると歌を歌ってくれるなどなど、鳥が喜びそうなことをしてあげましょう。肩や頭に乗ったときには、降ろして5秒くらい視線を合わせずに無視をするか立ち去るかしましょう。

肩から降ろそうとすると噛みつこうとする

 肩でまったりしているときにニョキッと手が出てくるのが鳥は大嫌い。「なにするのよ!」「やめて!」と威嚇したり噛みつこうとします。こんな子には、トントンを教えてあげましょう。トントン、と指で二の腕のあたりを叩きます。鳥がちょっと腕側に移動したら、おやつや頭を撫でるなどのごほうびをあげましょう。もう少し下でトントン。また移動してきたらごほうびです。繰り返して、手首あたり、または膝まで誘導してあげましょう。そうしたら「乗ってね!」と手を差し出しましょう。上手に乗れたらうんとほめてあげましょう。


おいで!

鳥が飛び立ったら、腕をさしだして腕に止まってもらうようにするのも良い方法です。鷹匠ごっこを楽しんでみましょう。最初は椅子の背などに鳥を乗せて、鳥の近くに腕をさしだし手に乗ったら、ごほうび。だんだん距離を伸ばしていきます。そして、上手にできるようになったら、「おいで!」と声をかけてから腕をさしだしだすようにして「合図」をつけます。

次は、一人餌の子が餌を食べてくれないです。

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